想定する場面
ChatGPT・Claude・Geminiのどれを契約すべきか迷い、AIの月額が積み上がっている
- どのAIも一長一短で、1つに絞りきれない
- 契約を増やすほど月額と管理の手間がふくらむ
- 全部は払えない、でも用途ごとに合うAIを使いたい
AIを使い始めると、すぐにこの壁にぶつかります。文章はこれ、画像はあれ、と用途ごとに向くAIが違うのです。気づくと契約が2つ3つと増えています。
わたし自身がそうでした。今もClaudeが主力で、Geminiも併用しています。画像やスライドは別のAIに頼みます。月額の合計は決して小さくありません。
契約を1つに絞れないなら、逆の発想もあります。複数のAIをまとめて使えるサービスを、1つだけ持つ考え方です。 一契約で多くのモデルを横断できるGenspark も、その選択肢のひとつです。
AIのサブスクが積み上がる問題を整理する
どのAIも一長一短で、1つに絞れない
文章の下書きが得意なAIがあります。調べものが速いAIもあります。画像の生成がうまいAIは、また別です。1つのAIで全部をまかなうのは、今のところ難しいです。
だから多くの人が、用途に合わせて複数を試します。試すたびに、無料枠では足りなくなります。有料の契約が、静かに増えていきます。
契約を増やすほど、月額と手間がふくらむ
契約が増えると、まず月額がふくらみます。1つ2,000円でも、3つで6,000円です。年で7万円を超えます。
お金だけではありません。どのAIに何を頼んだか、履歴が散らばります。ログイン先も増えます。この管理の手間が、地味に効いてきます。
費用の内訳や仕分けの詳しい話は、別記事に譲ります。ここでは「積み上がる前に、まとめられないか」を先に考えます。
複数AIが使えるサービスは3タイプに分かれる
複数AIをうたうサービスは、見た目は似ています。ただ「何を解決するか」で、大きく3つに分かれます。この分け方を先に知ると、選び間違いが減ります。
同時比較型:同じ質問を並べて答え合わせする
同時比較型は、1つの質問を複数のモデルへ同時に送ります。返ってきた答えを、横に並べて見比べます。どのAIの答えが自分に合うか、その場で確かめられます。
代表は天秤AI byGMOです。最大6モデルまで同時に実行できます1。無料で試せる範囲が広いのも特徴です。
このタイプは「答えの品質を確かめる」道具です。裏を返すと、資料やスライドの成果物までは作りません。比べて終わり、と割り切る使い方になります。
切替統合型:1契約で多くのモデルを切り替える
切替統合型は、1つの契約の中でモデルを切り替えます。今日はこのモデル、次はあのモデル、と選び直せます。個別に契約を増やさずに済みます。
代表はPoeです。ポイント制で動きます。加入者は100万ポイントあたり30ドルから、追加のポイントを買えます2。使うモデルによって、消費するポイントが変わります。
このタイプは「契約の一本化」に効きます。気をつける点は、ポイント残高の管理です。重いモデルを続けて使うと、思ったより早く減ります。
実行エージェント型:モデル横断で成果物まで作る
実行エージェント型は、答えを返すだけで終わりません。調べて、書いて、資料の形にまとめます。作業を最後まで代わりに進めてくれます。
代表はGensparkです。多くのモデルを束ね、複数のAIの力を組み合わせるMixture-of-Agentsを備えます。契約後にできることは画像生成以外を試した記事で具体的に書きました。
このタイプは「作業の完了」まで踏み込みます。気になる点は、クレジットの消費が読みにくいことです。重い依頼ほど、消費が増えます。
天秤AI・Poe・Gensparkを料金と使い勝手で比べる
3タイプの代表を、料金と使い勝手で並べます。数字は執筆時点のもので、仕様は変わる可能性があります。最新の料金は、各公式ページで確かめてください。
料金と消費の単位が、そもそも違う
天秤AIは、無料で最大6モデルの同時実行を試せます1。有料の「Plus」もあり、履歴の保持数やファイルの添付などが加わります3。
Poeは無料枠でも毎日ポイントが配られ、繰り越しはありません。有料の加入者は、追加ポイントを100万あたり30ドルから買えます2。
Gensparkは無料枠で毎日クレジットが配られます。有料のPlusは年払いで月あたり19.99ドル、月に10,000クレジットが付きます4。上位のProも用意されています。
どの困りごとに、どれが合うか
答えの精度をその場で見比べたいなら、天秤AIが速いです。並べて選ぶ用途に、素直に向きます。
月額を抑えつつ多くのモデルを触りたいなら、Poeの切り替えが効きます。ポイントの管理さえ慣れれば、選択肢は広がります。
調べものから資料まで丸ごと任せたいなら、Gensparkの成果物生成が本領です。チャットで比べるより、作らせる場面で活きます。
| 項目 | 天秤AI byGMO | Poe | Genspark 実行型 |
|---|---|---|---|
| タイプ | 同時比較型 | 切替統合型 | 実行エージェント型 |
| 無料枠 | 最大6モデル同時 | 毎日ポイント付与 | 毎日クレジット付与 |
| 消費の単位 | 同時実行数など | ポイント | クレジット |
| 向く困りごと | 答えを見比べたい | 契約を一本化したい | 資料まで任せたい |
| 成果物の生成 | × | × | ○ |
困りごとから逆算して選ぶ
サービス名から選ぶと迷います。自分の困りごとから逆算すると、答えは早く出ます。無理に1つへ決めず、無料枠から試すのが安全です。
答えの精度を確かめたい:まず無料の同時比較型
「このAIの答え、合っているのかな」と迷う場面があります。そんなときは、天秤AIで複数の答えを並べます。無料の範囲でも、見比べには十分です。
まず無料で精度の感触をつかむ。この一歩は、有料契約の前に踏んでおくと得です。
月額を抑えて多くのモデルを触りたい:切替統合型
いろいろなモデルを軽く触ってみたい。個別契約は増やしたくない。この希望には、Poeの切り替えが合います。
使うほどポイントは減ります。だから、重い作業を毎日回すより、試しに触る用途で活きます。
調査から資料まで丸ごと任せたい:実行エージェント型
調べて、まとめて、資料の形にする。この一連を丸ごと任せたいなら、Gensparkが向きます。スライドまで作る流れはスライド生成の記事で詳しく書きました。
会議の前に、下調べから資料の下書きまで一気に進める。この使い方は、忙しい日の助けになります。作業を任せて、自分は仕上げに集中できます。
Gensparkで資料作りを丸ごと試してみるわたしの使い分け:Claudeが主役、Gensparkで補う
ここからは、わたし自身の実際の分担です。宣伝ではなく、複数契約している人の正直な内訳として読んでください。
日々の分担:文章はClaude、画像とスライドはGenspark
文章の下書きや考えごとは、いつもClaudeに頼みます。ここが日々の主力です。GeminiはGoogleの環境で併用します。
画像とスライドは、Gensparkに回します。縦横比を数値で決められるのが、資料やSNSで効きます。この比率の話は縦横比を指定できる記事にまとめました。
わたしにとってGensparkは、主役を奪う存在ではありません。主力は別にあって、補完として持つと視界が広がる。その位置づけです。
Gensparkが向かなかった場面も正直に書く
いい面だけでは、公平ではありません。向かなかった場面もあります。細かな作風を突き詰める画像なら、専用のツールが得意な領域もあります。
チャット単体の速さでも、専業のAIに一歩譲る場面があります。何でも一番、とは言いません。だからこそ「主役は別、補完に一契約」という持ち方が、わたしには合っています。
契約を増やす前に、まとめられるか試す
3タイプを、もう一度だけ短くまとめます。答えを見比べたいなら同時比較型、契約を一本化したいなら切替統合型、資料まで任せたいなら実行エージェント型です。
新しい契約を増やす前に、まず無料枠で自分の仕事に当ててみてください。合わなければ、無料のまま使わない選択もあります。そこは正直な判断でいいと思います。
わたしのように主力を別に置く人なら、補完として一契約を足す持ち方も試す価値があります。まず無料で触ってから決めても、遅くありません。
関連:
Footnotes
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天秤AI byGMO 公式サイト(最大6モデル同時検索の記載)2026年7月15日確認: https://tenbin.ai/ ↩ ↩2
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Poe 公式ヘルプ「Poe購入に関するよくある質問」(加入者は100万ポイントあたり30ドルから追加購入)2026年7月15日確認: https://help.poe.com/hc/ja/articles/19945140063636 ↩ ↩2
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GMOインターネットグループ ニュース「天秤AI byGMO 有料プランの提供を開始」2026年7月15日確認: https://group.gmo/news/article/9526 ↩
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Genspark 公式ブログ「What is Genspark」(Free/Plus/Proの料金とクレジット)2026年7月15日確認: https://www.genspark.ai/ja/blog/what-is-genspark ↩