ChatGPT と Claude を両方契約している人は、けっこう多いと思います。わたし自身も、半年くらいはそうでした。
得意が違うから、どちらも手放しにくい。ただ、合計すると月に約6,000円になります。今回は、その二重課金を見直した記録です。やめる前に、まず作業を仕分けるところから始めました。
両方契約で月6,000円。半年続けて見えた現実
得意分野が違うから両方契約した
ChatGPT Plus は月20ドルです1。Claude Pro も月20ドルです。為替しだいですが、合計で月約6,000円になります。
両方契約した理由は単純です。文章の作り込みは Claude が気持ちよく、画像や軽い調べ物は ChatGPT が手早い。そう感じていました。
得意が分かれているぶん、どちらも捨てにくい。両方契約には、それなりの理屈があったと思います。そこは、まず認めておきたいです。
回数制限に別々にぶつかる二重の不便
困ったのは料金だけではありません。使用の制限にも、別々にぶつかります。
Claude で長い文章を続けて頼むと、上限に届きます。作業を ChatGPT に移すと、今度はそちらの上限に届く。契約は2つあるのに、待たされる場面は2倍だなと感じました。
管理する契約が増えるほど、頭の中の負担も増えます。請求日も、上限がもとに戻る時刻も、2系統ぶん覚えておく必要がありました。
ここで思ったのは、一つの契約で複数のモデルに触れる道もあるという点です。 Genspark のような統合型のサービスなら、契約を増やさずに複数モデルを横断できます。この選択肢は、あとの章で詳しく見ていきます。
仕分けてみた。両方いる作業とどちらでもいい作業
Claude を手放せないと感じた作業
見直しの前に、2週間ぶんの作業を書き出しました。どちらのモデルで何をやったかを、ただ並べただけです。
すると、はっきり傾向が出ました。長い文章の作り込みは、わたしの場合 Claude が手放せません。構成を練り直す、語尾をそろえる、細かく直す。この往復は、Claude がいちばん合っている気がします。
コードを触る作業も、同じ傾向でした。モデル固有の強みが要る仕事は、代わりが利きにくい。ここは無理にまとめない方がよさそうです。
ChatGPT でなくてもよかった作業
一方で、逆の発見もありました。ChatGPT でやっていたけれど、他でも十分だった作業です。
画像を作る、軽い調べ物をする、スライドの下地を組む。この3つは、正直どのモデルでも一定の品質が出ました。ChatGPT である必要は、思っていたより薄かったです。
言い換えると、モデルを選ばない仕事でした。ここに毎月20ドルを固定で払い続ける意味は、少し弱く見えてきた気がします。
主力1つと補完1つで足りるかもしれない
仕分けを終えて見えたのは、単純な形でした。モデル固有の強みが要る仕事は1つの主力に残す。選ばない仕事は、別の受け皿に寄せる。
わたしの場合、主力は Claude でした。ChatGPT でやっていた選ばない仕事を、どこか一箇所にまとめられれば、二重課金は解けます。
主力1つと補完1つ。この二本立てで足りるのではないか。そう考えて、補完側の候補を探し始めました。3契約以上の全体整理は、別記事のAIサブスクの一本化にまとめています。
第3の選択肢は、片方を統合型サービスに置き換えること
Genspark は一契約で複数モデルを横断できる
補完側の候補として試したのが Genspark です。特徴は、一つの契約で複数の上位モデルに触れられる点にあります2。
チャットでは、複数の上位モデルを切り替えて使えます。画像生成も含まれます。ChatGPT でやっていた「選ばない仕事」の受け皿として、範囲が重なっていました。
料金と使用制限を3つ並べて比べる
判断材料として、3つのサービスを同じ表で並べました。執筆時点の情報です。仕様は変わる可能性があります。
| 項目 | ChatGPT Plus | Claude Pro | Genspark Plus 補完候補 |
|---|---|---|---|
| 月額 | 20ドル | 20ドル | 24.99ドル |
| 使い方の単位 | 回数の上限 | 回数の上限 | 10,000クレジット |
| モデルの数 | 自社モデル中心 | 自社モデル中心 | 複数の上位モデルを横断 |
| 画像生成 | 対応 | 非対応 | 対応 |
同じ20ドル前後でも、中身の設計が違います。ChatGPT と Claude は回数の上限、Genspark はクレジットの消費で動きます。クレジットの線引きは、Gensparkの使い放題の範囲で詳しく触れています。
置き換えて変わったこと、変わらなかったこと
実際に、ChatGPT でやっていた仕事を Genspark に寄せてみました。画像生成、軽い調べ物、スライドの下地です。この範囲は、無理なく移りました。
一方で、変わらなかった部分もあります。文章の細かい作り込みは、やはり Claude に戻していました。ここは主力を替えていません。
正直な欠点も書いておきます。手のかかる自動処理は、クレジットの消費が速いです。画像の細部を詰める用途では、専用のツールに一歩ゆずる場面もありました。万能ではありません。
補完として、選ばない仕事を引き受けてもらう。その使い方が、わたしには合っていました。画像やスライド、調べ物をまとめて任せたい人は、まず一度触ってみてください。
Gensparkで画像・スライド・調べ物をまとめて試す運営者の構成は、Claude を残して ChatGPT Plus 分を置き換えた
文章の主力は Claude のまま
ここからは、わたし自身の今の構成です。メインの推論は Claude を続けています。文章とコードは、この一本を主力に据えました。
主力を替える話ではありません。強みがはっきりしているモデルは、そのまま残す。その方が、日々の仕事が安定した気がします。
料金の内訳や仕分けの表は、AIサブスクの一本化にくわしくまとめています。ここでは繰り返しません。
画像生成・スライド・調べ物は Genspark に寄せた
選ばない仕事は、Genspark に寄せました。縦横比を自由に決められる画像生成は、資料作りで効きます。詳しくは縦横比を数値で指定する話にあります。
スライドの下地作りも移しました。この流れはGensparkでスライドを作る記事で扱っています。軽い調べ物も、同じ契約の中で済むようになりました。
乗り換えではなく補完。合わなければ戻せる
大事にしているのは、退路を残す考え方です。これは乗り換えではありません。Claude という主力を持ったうえでの、補完の足し引きです。
合わなければ、ChatGPT に戻せばいい。そう思えると、試すときの気持ちが軽くなります。Claude と Genspark の組み合わせは、Claudeと Gensparkの併用にも書きました。
解約のしやすさが気になる人は、Gensparkの解約と返金を先に読んでおくと安心です。
二重課金をやめる前に、まず作業の仕分けから
見直しの順番は、いつも同じにしています。まず1か月ぶんの作業を書き出して、モデル固有の強みが要る側を見分けます。
強みが要る側は、主力として残します。残ったもう片方を、統合型のサービスに置き換えて試す。この順で進めれば、うまくいかなくても戻せます。
注意したいのは、契約を3つに増やす話ではない点です。あくまで、2つを見直して片方を寄せる。負担を増やさず、選択肢だけ広げる動きです。
まずは仕分けから始めて、それから片方だけ試してみてください。
関連:
Footnotes
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ChatGPT Plus は月20ドル(出典: https://openai.com/ja-JP/chatgpt/pricing )、Claude Pro は月20ドル(出典: https://support.anthropic.com/en/articles/8325606-what-is-claude-pro )。いずれも2026年7月時点。 ↩
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Genspark Plus の料金と使用の仕組みは公式ヘルプに基づく: https://www.genspark.ai/helpcenter/membership-plans および https://www.genspark.ai/helpcenter/credits-guide ↩